[話しの途中、やって来た自衛団。彼らの口にする処刑、という言葉に無意識の内に、すぐ側にいたゲルダの腕を掴んでいた。震えと、微かな怯えのいろは隠しようもなく。フーゴーと自衛団の交渉は決裂し、そして。自衛団が連れて行ったのは、ゲルダが保護した、と聞いた赤毛の騎士]……っ……。[止める術は、自分には、なくて。ただ、見送るしか、できず]