― 中央議事堂 ―[素人目にも急所とわかる場所、それも二カ所を撃たれて無事でいられるわけがない。絶望か、恐怖か、恐らくその両方に足の力は抜けて、その場にへたり込む。外れという声>>5に視線を向けると、隠すもの無い剥き出しになった腕に言葉を失った。]き、かい。[小さく呟く。職業柄、機械の義体を持つ人は見慣れている。けれど、この状況下においてその腕は異様に映った。]