―屋敷の裏―
[この状況を見て、それでも驚かずに声をかける。
それで、エーファにはわかるかもしれない、男が「知っていた」ことを]
………これで最後、ですかね。
[どこか苦い表情でそう呟く。こうなってしまえば、後はこちらが手を出す事ではない。
これは矜持をかけた戦いだ、人狼と見出す者の。
それに、下手に手出しされる事を、イヴァンは良しとしないだろう。
事実、こちらに気付いていながら反応を抑えエーファへと向かっていくのだから]
ならば
[見守ろうと決めた。月のいとし子の行く末を。
どこの誰に祈ればいいのかはわからなかったけれど。**]