お、伯父上、大丈夫ですか!?[わたわたと吹っ飛んだ体勢のまま動こうとしない伯父に駆け寄った時は、顔が真っ赤なままだったかもしれない]『ふん。なかなかやりおる。まあ、死者が増えぬのであれば……』[ミハエラの口を使っての、蒼花の声は。段々と小さくなり、聞こえなくなった。今は服の下に隠れている蒼花の色は、ここ数日より多少は薄くなっていたかもしれない。生まれつき持っているそれが消える事はなかったのだが]