[最後に消えた、ほのかに残る光のような残滓。それは札を撫でるミハエルの横を過ぎ、小屋の外の方へと。その姿を追うことがあるのならば、村の出口、その戸の方へと向かうのが見えるだろうか] 「華だ」 「咲くぞ、華が!」[エーリッヒ達が聞いた声が聞こえるのはその頃、花へと通じる戸は、最後の贄をもって、*開かれた*]