─ 屋敷の裏 ─るっさいな。[揶揄にジト目になったのはほんの一瞬。いう事はない、という言葉>>12に身構える。呼びかける声>>11は届いていたけれど、そっちに意識を割く余裕なんてどこにもなくて]……っ![首元めがけて手が伸びる。とっさに転がる事で、掴まれるのは免れたものの、避けるだけではどうにもならない。どうするか、と思い悩むより先、動いたのは黒猫。黒水晶の名を持つ猫は、低い唸り声と共に地を蹴り、イヴァンに向けて跳びかかった。*]