― →聖堂 ―[暫く歩いて辿り着いた丘の上の聖堂。ドアを叩いて声をかける。暫くしてドアが開かれれば中へと入り]こんにちわー。あ、借りてた本、返しに来たんだけど……ライヒさん、いる?[迎えに出た老尼僧にとりあえずの要件を告げて、問うのは図書室を管理する青年の名。どうやら図書室で仕事中らしいと聞けば、それもいつもの事と受け取って]ああ、時間あるし、ある程度片付くまで待たせてもらっていいかな?また借りるかもしれないし。そうだ、これ。[そう言って、もって来たバスケットを差し出す]