[けれども、そんなアレーナから返ってきたコエ>>4:*26が帯びる柔らかさは。あの時と――騙されていると未だ知らなかったあの時と同じいろ。今まで見聞きしてきた「彼」は偽りなのだと、そう、思いながらも]…………うん。一緒に、生きて、勝とう。[「仲間」としての思いを信じる心。それが自分の本当の心か否か、未だ確と見詰められないまま。それでも、彼女と交わしたその言葉に縋るように、繰り返して呟いた。]