「まぁまぁ、これから彼の主催するゲームにも参加するんやろ?
そんな落ち込みモードでどうするんやっ!」
誰のせいですか、誰の…、とはいえ、確かにそうですね。
こんな落ち込みモードではせっかくのイベントですのにもったいないです。
「その意気や、すでに参加申請書は出してあるしな」
[そのイベントの参加募集が行われた際に、真っ先に出された参加申請書]
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【参加申請書】
■氏名:イレーネ・プレトリウス Irene=Praetorius
■学科・学年:疾風学科導師
■種族:ピクミル族 26歳
■取得魔法:次元魔法
■その他:ピクミル族は13歳程度の姿のまま成人し、成人を迎えると大人の姿になることもできるようになる。
異世界人で、13歳位の頃にこの魔法学院に落ちてきた。
魔法学園を卒業後、そのまま導師となりいまにいたる。
少女の姿の時は次元魔法を、成人した姿の時には肉体強化魔法による格闘術を駆使する。普段は少女の姿をしていることが多い。
盟約龍は、生命属性の「ヴィター」、白色の体に黄色の翼でかわいらしい姿をしているが、いろいろと残念な性格をしている。