はあ……。 ま、精々倒れないようにしてくださいね。 本屋がなくなってしまっては、僕だって困るんですから。[先代が亡くなった今となっては、茶に関する知識を深めるのに書物頼りとなる部分も多い。 それらを管理する筆記者の仕事の重要性も、わかっているつもりだ] ああ、こうした時と場合に合わせて香草茶を用意するのも、給仕人の役割ですよ。[単に茶を売るだけでなく、こうした役割も担うという自負も籠めて、青年は給仕人と称していた]