人狼物語 ─幻夢─

84 廻る刻・待宵歌


給仕人 ユーリ

 はあ……。
 ま、精々倒れないようにしてくださいね。
 本屋がなくなってしまっては、僕だって困るんですから。

[先代が亡くなった今となっては、茶に関する知識を深めるのに書物頼りとなる部分も多い。
 それらを管理する筆記者の仕事の重要性も、わかっているつもりだ]

 ああ、こうした時と場合に合わせて香草茶を用意するのも、給仕人の役割ですよ。

[単に茶を売るだけでなく、こうした役割も担うという自負も籠めて、青年は給仕人と称していた]

(17) 2013/08/04(Sun) 01:57:32

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