……ライヒ、さん。ヴィリーのにーさん、は……。[何処、とは問わない。答えが得られるとは、思わないから。代わりに、口をついたのは]……一年前も、『そう』だったのかな……?だとしたら俺、どんだけ。[間抜けなんだろね、と。刹那に掠めたのは、自嘲]一緒、来て、もらうよ。……終わらせたいんだ、俺は。[決意を込めた声。合わせる場所を失した風は、繰り手の周囲を揺らぎ、巡る。答えはあったか、否か。何かしら、言の葉を交わすとしても、決意が揺らぐ事はないけれど]