─ 広間 ─
………ああ。
[覚悟を決めている以上、死を受け入れられないわけではない。
ミハエル>>16に言われれば、直ぐに応じて身からブリジットを離した。
首元が当たった部分は血に濡れていたが、黒い服だったために目立ちはしない]
おぅ、んじゃ、一緒に行くか。
[ライヒアルト>>15の言葉にもすんなりと応じた。
ブリジットと青年が親しかったことは知っている。
ミハエルが持って来てくれたシーツにブリジットを横たえると、ブリジットについた赤を拭ってから包みに入った]
……すまねぇな……ありがとよ。
[自分を庇ったことに対する謝罪と、感謝と。
その言葉を紡ぎながら一度ブリジットの頭を撫でて。
それが終わってからブリジットをシーツで完全に包んだ]