[相手が荒事に縁がないのは見ればわかる。けれど、それを理由に手を抜く事はない。それは、決意に対する侮辱だと思うから。故に妥協なく繰り出した閃は、狙いよりもほんの僅かにずれるものの、しかし、確実に鼓動の源を捉え]……っ![手応えを感じつつ後ろに引くが、それよりも先に、振り回された刃が身を掠る。>>16最後の対抗、何がそれを為させたかは、零れ落ちた声>>17が端的に物語っていた]