─ 森の中 ─
[思わず漏らした呟きに対する問いかけに、碧の瞳が瞬く]
……何かやる度にあれこれ言ってくるなら、多分、同じ。
[お姉ちゃん、という言葉に双子の姉の事がちょっとだけ過ったけれど、これまたぎゅぎゅっ、と押し込んで。
仔犬と出会った後、泣きそうになる様子にほんの少しへにゃりとしたりしつつ]
えー……えーと?
[ベアトリーチェとミハエルのやり取りに、こて、と首を傾ぐ。
肩の小鳥も同じ方向に首を傾いだ。
どうやら、知り合いじゃなくて知り合いのお子さん、という事らしい、と納得した後、改めて短い尻尾をはたはたさせる様子を見て]
……影輝の子……かぁ。
[同じだなあ、とぽつり、呟く。
同じ属を宿す、精霊以外の存在と会う機会はあんまりないから、ついつい、じいっと見てしまったりしていた。*]