[床にナイフの落ちる乾いた音。緋に濡れた廊下に崩れ落ちる様子を見る蒼は、静かなまま]……さて、どーします?[空白を経て、向けられるのは静かな問い]今の所、俺に、あなたを害する必然はない、ってのは。一応、先に言っときますが。[そう、『自分』には、ない。背後に庇う彼女がどうか、は、わからないが。*]