人狼物語 ─幻夢─

103 氷面鏡に映る彩


演奏家 オトフリート

―ギュンターの屋敷・広間―

[ふと顔をあげると残っていたお茶は冷めてしまっていた。
本を読んでいる時はそうでもないのに、いざ楽譜に向かうと周りが見えなくなるのは仕事故だろうか。
ぱさりと楽譜を脇に置いて、ほ、と一息ついた]

 あぁ、駄目ですね、他所様の家でこんな事をしていては。

[もしかしたら誰かが様子を見たかもしれない。失礼な事になっていないといいのだけどと思いながら、残っていたお茶を飲み干した。
窓の外ではなにやら話す声が聞こえる。>>14>>15
はっきりとは聞き取れないが、自分以外にも人が居るとなれば非礼は避けなければいけない。
必要以上に評価を気にするのは仕事柄ではなく、やたらと息子を抑えようとする親の顔色を伺っていた名残だ。

それが他所からの客人ではなく、古い馴染みの声と気付けばそこまで緊張する必要も無いけれど]

 どちらにしても、何してたんだとは言われそうですね。

[ふと口元を緩めて、これからあるだろう再会の時を思う。
親との再会が過ぎれば、やはり眉を寄せてしまうのだけど。]

(20) 2017/01/08(Sun) 23:08:32

SWBBS V2.00 Beta 8 あず/asbntby
人狼物語 幻夢(和名&ver.Schwarzes) by azuma
幻夢学園 by seileitoh/日向星花
人狼審問画像 by kiku2rou
黒い森 by 坂無炳吾
トロイカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 by きりのれいん
人狼物語 星影 by kayu
バナー画像 by Silverry moon light