─広間─……ったく、もう。あんたが石頭なのは、重々承知の上だけど。こんな時に、そんな顔でいられたら、ただでさえみんな参ってるのに、余計に参るだろ。……程々に、力抜いてくれよ。[口調は投げやりなままに、言う。一人で張り詰めるな、と。込めた思いは届くかどうか。言われた団長の反応を確かめもせずその場を離れ。暖炉前には戻らず、カウンター席の隅の方に座って、ぺた、という感じで突っ伏し]……疲れるんだってぇの……。[口をついたのは、こんな愚痴]