― テレーズ宅 ―[そして、部屋で休んでいたテレーズは、そのまま夕刻になっても一向に目覚める気配が無く]どうしちゃったんだろう?とにかく、ヒューゴ先生を呼ぼう。病気かもしれないから。[慌てるテレーズの両親を、宥めて、主に力仕事の為に雇われている男に使いを頼む]きっと大丈夫だよ、テレーズ姉さん、苦しそうには見えないもの。[ただ深く深く、眠っているだけ、に見えた]