─ 宿泊施設・廊下 ─[ナイフの落ちる音がする。>>17気丈にもシスターを守ろうとした彼女の身体は、力なく崩れ落ちた。] ……これで、やっと、[ーー不意に、鼓動が高鳴り、] 終わりにできるんだ。[人狼の力は夜だけのはず、だったのに。目の色は、月の色へ。ふらりと何かに憑かれるかのように歩み出して、ノーラの横を通り、その後ろにいる、]