─ 広場 ─ど・こ・か・ら・ま・わ・ろ・う・か・な♪[リズムをつけて、複数の通りの入口をかわるがわる指差すようにくるくると指を動かしていた所に声をかけられ、指の動きがぴたりと止まる。振り返った先には、柔く微笑む修道女>>20の姿]こんにちわぁ、シスター。うん、ぼくはいつもの如く、ねぇ。シスターは、お買い物?[僅かに首を傾げて問う。年相応の娘らしい装いをしつつ、何故か自分の事は『ぼく』と称するのは、幼い頃からの癖。足元の白猫は、視線を向けられると、挨拶するようににゃあ、と鳴いた]