それは、そう、だけ、ど!
[どうにか出た声は、やはり、上擦ったもの。
そも、女扱いされる機会が少ないからか、それとも他に理由があるのか。
いずれにしろ、頬が微か、上気しているのは隠しようもなく。
ともあれ、ベッドに下ろされ、ゲルダの手を借り多少、楽な状態に落ち着く]
ありがと、ゲルダ。
んでも、添い寝はいいよ……ゲルダだって、まだ、本調子じゃない、でしょ?
だから、ちゃんと、帰って、休んで。
ウチは、ここで寝てれば、へーきだから。
[早口に言い募るのは、案ずる気持ちが強いのだが。
ある意味、突っ込み避け]