─ →夕方 屋敷外 ─[日中はそれぞれ出来る範囲の業務を行い。夜が来る前にグレンと共に各部屋の暖炉の灰掻きを行った。掻き出した灰を入れた容器はグレンに持ってもらい、自分は灰掻きに使う器具を運ぶ。粗方の灰掻きが終わった頃、ふと視線を向けた窓の外に、件の少女の姿を見つけた]グレン、ローレンス様です。[それだけでその後どうする心算なのかは通じたことだろう。彼の返答を聞くのもそこそこに、進路を玄関へと向け、灰掻きの器具を手にしたまま外へと出た]