─ 翌朝 ─
[部屋を出たものの、あてがある訳ではない。
とりあえず一階に行けば広間なり厨房なりに誰か居るだろうと、階段を下って行って。
念のため外も見ておこうか、と玄関から出て周囲を見回した所でその異変を目の当たりにした]
……え…?
これ、橋…?
[氷の堤によって壊された橋の惨状に、続ける言葉を失くして。
>>10近くにオトフリートがまだこの場に残っていても、暫く気がつけぬまま立ち尽くした。
声をかけられるか、ようやく気付く余裕が出来たなら彼に向かって。
誰も居ないなら、独り言のように「皆にも知らせないと」と小さく呟いた後、屋敷の中に戻っていった**]