─ 広場→宿屋 ─
ふぅん。
ね、どうして今回は一緒じゃないの?
[前に一緒に来ていた男の人が今回はいないというのを聞いて、首を傾げる。
空いた間の意味も、笑顔を保っていることも解らないまま、無邪気に問いを重ねたところでライヒアルトとの攻防が始まり、ノーラの返答があってもなくても話はここで途切れた。
ぷぅと膨れたまま下を向いていたから、ライヒアルトが零した笑み>>12には気付くことはなく。
だが、大人しく手当を受けるなら、という言葉に勢い良く顔を上げる。]
本当!?
絶対に絶対だよ、痛くしたら怒るからね!?
[既に怒ってるような顔でライヒアルトに食ってかかった。
到着した宿屋の中に赤毛の女性を見つけると、ぱちり瞬き。]
ミリィお姉さんだ。