─ 宿泊施設・廊下 ─
ああ、でも……ノーラにはそんなことさせたくなかったな。
[殺意は幼馴染の為なのだと、わかるからこそさせたくはなかった。
だけど、もう止める事は出来ない。
場が、動く。
ナイフを向けるノーラに対して、アーベルも刃を抜く。>>1
人狼の協力者かと言うことばは否定も肯定もせずに。>>8]
アーベルさん……知って……
[沈黙は肯定に等しい。
ノーラを人狼として殺すのではなく、ゲルダを生かすために刃を向けるのだと。
その強い意思を非難する言葉なんか持たない。
ゲルダが生きたいと望んでいるのなら抗うのは当然のことだから。]