─ 武器支給場所 ─
えぇ、お父さん達に連絡取ってからって…
[ケイジの言葉>>15に頷きながら、祖父に通信を送るも繋がらず。
移動中だから出られないのかもしれないけれど、連絡がつかないと不安は増す。
一緒に戻ってもらえるかというお願いに、ケイジが快諾してくれた>>16ので少し表情はほっとしたものに変わった。
仮面の下の表情は解らないけれど、自分を安心させようと気遣ってくれる彼の気持ちは伝わる。
迷惑かけて申し訳ないという気持ちと、一緒にいてくれる感謝を抱いて店へと戻ろうと足を動かしかけて。]
え?
[差し出された手に、きょとんとした。
一、二度程だろうか、その手がうねうねした姿になったことは見たことがある。
恐らくあれが本当の手なんだろうな、とは思うけれどそれで特に何が、ということはない。
幼い頃から他の星の人と接する機会が多かった為、見目に怯えることはあまり無かった。]