―学長室―なんだよ、なんで!!ああ、あああ……。[わけがわからない。かけよってポケットからタオルを取り出し、流れているものをせきとめようとする。だが、近くで見ればその流れは緩やかなものになっていて、足元にすっかり血だまりが出来上がっていることがわかった。]ておくれ……[呆然と呟く。でも、なんとか血を止めたくて、ぎゅうぎゅうとタオルを押しつけた]なんで、なんで……っ!![何度も何度も頭を振った。]