―ラッセルの部屋の前→使用人の部屋―[かけられた声に、少し遅れてああと頷いて返すのは、その名が普段呼びなれていないものだからか。使用人の部屋に入ると、まずはシャーロットの肩口をきつく縛り、血の流れをおそめてから傷周りを消毒しナイフを抜いた。かなり強引な手当てだったが、躊躇する事はない。それから布を当て血止めをしてから、上を包帯でややきつめに巻いていき。シャーロットの治療を終えた後、ほっとしたしたように]………銀でなくて良かった。[そう微笑みながら、*呟いた。*]