ゲルダ…[守ろうとする彼女に、力添えをしようにもどうにも自身の属性はあまりに彼女に相反している。少し迷い、蜥蜴の姿のまま彼女の背後そっとその肩に手を置いて身を寄せると] …いったん、渡そう。 今のオレとお前では多分どうしようもない。 誰かが傷つくのは、いやだ。[後ろから声を掛けた。添えるひとことは 彼女にしか聞こえぬ小声] ――考えが無いでもない。