─ 二階 個室H ─あ、あぁ…[死なないで欲しい。どうか、生きて欲しいと。そう願うも、閉じられた瞳>>22はもう、二度と開かない。目を見開いたまま、今まで零せなかった大粒の涙が、ぽたぽたと落ちて。]…何、言ってんだい。あんたが、悪いんじゃない、だろ。[謝るゼルギウス>>23に、視線を向けぬまま声を絞り出す。悪いのは、誰かじゃなくて、きっと。]