――…何で、先に逝くんだよ。お前、子供の顔みれるの、愉しみにしてたのに。なんで、………っ![頼りない足取りでイレーネとゼルギウスに歩み寄る。閉じられたままの紅が此方を向くことはない]イレーネ……済まない、何も、出来なかった。[青年が居たとしても手に余る状態だっただろう。それでも何も出来なかった事を悔いて彼女に謝る]