―屋敷―[こうして半ば放り込まれるようにして、男は玄関ロビーへと。 自警団員の足音が聞こえなくなってから、視線はゆるりと先客>>21へと。] どうやら君も、僕と同じ境遇に、か。 ――こんな乱暴な目に遭うのも仕方ないってところかな。[くすりと響かせるは鼻で笑う音。 目の前の相手の評判については知らない訳では無いが 放ったその言葉は彼女だけに向けたものでも無かった。]