― 広間 ―[ふと視線を逸らせば、ヒューバートが何かを描き始めていて気ままに動かしているかの手が、白と黒のただ二つで小さな世界を描き出すのに、ほう、と溜息一つ]……見事、ですね。[絵の事はよくはわからない。だけど、自身に絵心という物が皆無であったから、素直に感動を言葉に落とした]