[物陰に隠れつつ辿り着いた先にあったのは干物の群れ。何とも手の出しやすい位置に並べられていた]…んー。[罠?と考えるのは状況を考えれば当然のことか。周囲を何度かうろうろとして、とりあえずの危険はなさそうだと見た]……よし。[おもむろに一つを口に咥えた。軽く引っ張る。何も起きない。ぱたりと尻尾を揺らすとしっかり咥え直し、ぴゅっと走り去った]