─ 『蝕』翌日/診療所 ─
俺は診るのが仕事だからな、代も貰うことだし礼は要らん。
湿布は夜寝る時と、後は剥がれてきたら新しいのに貼りなおせ。
痛みが増した時用に飲み薬も出しておくが、腫れや痛みが続くようなら俺を呼べ。
[仕事に戻ると診療所を出るソーヤを見送ってから、処方の説明をした薬を入れた袋をアルカに渡して同じように見送ろうとして。
彼女が元々持っていた袋を指差しながらかけられた言葉>>7に、あぁ、と頷いた]
朝飯にさせてもらうから大丈夫だ。
ありがとう。
[そう声を返してからアルカにも手を振り見送った後。
彼女のカルテに今の診断と処置を記入してから、茶を淹れてパンを一口齧った所で新たな来訪の声>>11が届いた。
とりあえず一口は飲み込んでからパンを置き]