[魔人は無言で立ち上がるとディスプレイを手に取りました。余分な薪の所在を求め、案内されるままに場を渡ります。他の客室や台所など他者が必要としそうな分は目視で判断してから避けた為、普段なら無意識に避ける水の気配がある場に迷い込んでいたようでした。]ん・・・ なんだ?[すぐその場を離れようとした背に届いたのは幻聴でしょうか。かつて一度だけ訪れた海の波の音が聞こえた気がして、炎の魔人は足を止めました。**]