[そのまま続けて喰らっては、さすがにたまらない、と地を蹴って後方へと下がりながら、再び六芒星を空に描く。傷ついたままの腕から流れる朱の軌跡が青い指輪の輝きと重なった]『我が力の源、我が身の内より出し命の源、我が意志によりて、彼の者を捉えよ』[青と朱が、縒り合わされ、意志持つ光の鎖となって、迫るゲルダの身体を捕らえようと伸びる][その向こうで、ゼルギウスが、マテウスに向かって突進していこうとするのが見えた]