[いまだミリィの腕の中の飛翔は、戻されるタイミングを逸した様子で、いっそこの子についてもいいんじゃないかとか考えはじめていた。
でもどっちにせよ、苦労するだろうことはクロウを見ればと心の中にだけに、もろもろの事情で口にはできなかった]
『盾にされたうえに、置いてかれたんだよ』
[不満の言葉をゲルダに投げかける。
そんな折りに光るゲルダのカード]
あら〜、大変ねぇ〜♪
[ゲルダに抱きついたままで他人事のように、自分はその試験事態は免除みたいなものだから]
がんばってねゲルダ、応援してるわぁ〜♪
[頬にキスとかしてやろうと思ったけどワンパターンすぎるのもあれかなとか、考えてぐしぐしと頭をなでてみた]