え、わ……わわっ!?[飛びつかれ、慌てて受け止めるもののバランスを崩し。思いっきり、草の上に尻餅をついた。とっさ、肩から飛び立った小鳥がぴぃ、と鳴く]ったた……。ああ、うん、へーき。[だいじょーぶ? と問う小鳥に短く返し、改めて受け止めた仔犬を見る]おそろい……って。属の事?……わかるの?[わかるもなにも、全然隠せていないわけだが。気が緩んだせいか近しい気に触れたせいか、瞳の色は本来のもの──紫へと戻りかけていた。*]