― 草原の一画 ―
[ほぼ、勢い任せに地上に向かったものの、ハインリヒに何か用か、と問われると>>25少しばかり考えてしまう]
えーと...
[改めて引き込まれた者の時空自体がずれていることを自覚したためだ。ブリジットはともかくハインリヒにとって、恐らく自分は「まだ生まれていない」存在だろう]
はじめまして、俺は、機鋼竜の...セレスティンの兄弟です。
[しかし結局、他に方法も思いつかず、素直に自己紹介から始めることにした]
あなた達のことは、セレスのメモリーで知っていたから、ご挨拶したくて。
あと、さっき上空で具現化しかけてる混沌の王の欠片も見たんで、こちらに異変はなかったかと。
でも大丈夫そうですね。
[降下してくる間に、見事に欠片を捕らえて消滅させたハインリヒの術は目にしていたから、そう言って笑った*]