― →集会場 外 ―[追いかけたところで止められはしない。ベアトリーチェにもそれは分かっていたが。制止の声>>14も転ぶ音>>19も聞こえないふりをして、飛び出した。その脇をすり抜けて、タオは一足早く主人の元へと駆けて行く]……はあ、……は、[息を切らせながらそこへ辿り着いたのは、猫が鳴いた直後>>18のこと。つまりは、何もかもが終わった後で。見開かれたみどりいろに映り込んだものは――それ以上は近づけずに、雪の上に座り込んだ]