─ 夕方過ぎ/空部屋 ─ソフィー様……![退室してから夕方にかけては恐らく寝ているだろうと考え、様子を見に行ったのは陽が地平線へと身を隠し切る頃。そこに在ったのは既に事切れ、虚ろな瞳を瞼から覗かせるソフィーの姿だった]…誰が……誰が、このようなことを…![近付きベッドの傍で膝を付く。毛布に手をかけるといつも以上に重く、見ればソフィーからの出血らしき跡がべったりと付いていた。傷は首筋にある切り傷のみ。人狼の痕では無いことが見て取れる]