― ***/個室H ―[ベアトリーチェの拒絶の声>>6:+43。伸ばした腕は届かない。代わり、ローザの身体には触れ得たのだろうか>>6:+42。唯、視界に入り込むのは金色の毛並。]…ベアト、ちゃん?[其処に至り悟るのは、彼女は本当に人狼だったのだ、と。消える姿を呆と見て、叫び声を自ずと脳裏に反芻する。自身の指先に視線を落とした。]