[さすがに女の子に万年筆でつっつくのはどーなのか男子よ、とは思うが、止める義理もない。そして目覚めた同年代くらいの女性がソファーの影に隠れ、混乱した様子で周囲を見ている。それもそうか。男ばかりだし。だが、彼女の視線でもう一人女性が居る事に気づき、そちらを振り返る。年の頃は20代後半から30代前半ほどだろうか。ひどく混乱した様子で呟く言葉>>0に、ざわり、胸の奥で何かがさざ波だった**]