― 客室 ―[こちらが伝えた状況に、小さく落ちた、声>>24そのまま、暫く反応がなかったから]……アーベル君?大丈夫?[少し不安になって声を掛ける。彼の体の事は詳しくは知らない、だけど、何か悪い事なのか、と。だけど、振り向いた彼>>25は、苦笑は浮かべるもののいつもどおりで]え?ああ、うん…役に立てたならいいんだけど。[背を向けたまま落ちていった小さな声の理由は気になったけれど、訊いてはいけない事のような気がして口には出せない]