ちょっと、krutさん?
[なんか突然すぎて、私は入り口前であわあわすることしかできなくて、
だってだって、そんなよく分からないけど突然krutさんがアズマさんとすごい険悪な感じだったし]
やっ、だめだよっ!
[そんな言葉出すことしか私できなくて、アズマさんが壁にぶつかる音と、krutさんが殴られた音とか、
ああ、コノ音とかダメ、止めなきゃって思うのに、足がすくんで動けない。
やっと動けたときはね……
見える、赤いの、燃える火、熱された鉄の色の火かき棒、流れる赤い赤い…血が]
きゃーーーーーー!
[大声がどうのとかじゃなくて本当の悲鳴だよ。
だって目の前で人が、助けないと、止めないと、いけな……いのに……]