[扉の外から、呼ばれた気がした。>>18]……。……あー、あーあーあーあーあーあー。[ベッドの上にひざまずいたまま両手で顔をおおう。小さな声で、わめいた。聞こえてても聞こえてなくても構うものか。]あー、あーあーあーあーあーあーあーあ。ざっけんな、ち、っく、しょー……。[目を閉じてまだ少し残っていた涙を強引に拭き取るとこすれていたい。腫れていないとはいいきれない。髪の毛を両手でぐしゃぐしゃとかきまわして。それからやっと立ち上がって、部屋の外へと向かった。扉を開ける。]