人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


研究生 エーリッヒ

―個室M―

[ミハエラの手を借りながら、部屋に帰る。のそりとした動作で上着を脱ぎ、ホルスターを外してベッドサイドテーブルに置いた]

 なさけねーな、本当に。

[履物を脱いで、ベッドに腰掛けるだけで、ちゃんと立つという意識しないとできないことが1つ減って、その分楽になった]

 俺はしがない研究屋の卵だよ。
 でもひょっとしたら、俺はここで死んでしまったほうが、後々の誰かの為かもしれねーな。

[そして。村で接しているだけでは知りえなかっただろう、自分のことを話し始めた。
ずれている。何者か、を示すのは、『場』の中では人間か、人狼か。そのふたつであるはずなのに]

(27) 2012/01/19(Thu) 07:04:12

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