[階上の自室で荷物を下ろした後、向かうのは家主の部屋。
そこへと向かう途中で声をかけられ>>20、足を止めた]
ん、ビーチェ。おはよ、かな。
あんまり寝てばっかりだと、目が溶けるぞー?
[冗談めかした口調で言いながら、少女の頭に手を伸ばし、届いたなら軽く、撫でて]
ライヒさんが、爺様に御用で来てるんだよ。
顔洗って、ご挨拶いっといで。お茶も淹れるから。
[家族を亡くし、数少ない血縁である叔父の許を離れた身には、家主の孫娘は妹のように思える存在で。
家主からは甘やかすな、と釘を刺されているものの、ついつい構うことが多かった]