― 談話室 ―
[談話室に現れた赤い髪>>22に、内心では「居たのか」と思いつつ向けたのは視線だけ。
ただでさえ重い状況をこれ以上重くしたくはなかった。
彼女の心情を思えば、気の毒だとは思ったけれど、それも口にはしなかった]
お互い、災難ってことで。
[ぽつりと落とすのは、やはり彼女には棘になるだろうか]
[こちらの提案にマテウスが返す>>27のには頷いて]
それじゃ、戸締りの確認してきますね。
申し訳ないですけど火入れの方を頼みます。
[比較的大変な作業を彼が取るのは予想していたから、そう言って軽く頭を下げる。
そうして、隣にいるイレーネを起こさないように立ち上がって談話室を出る]